ヤマナカ、希望退職に147人が応募、社員全体の1割超える
愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカ(名古屋市)は3月19日、同社が実施した希望退職の募集に147人が応募したと発表した。2012年3月期の連結営業損益が4億円の赤字に転落する見込みの同社は、3月10日から17日までの期間で100人程度の希望退職者を募集したが、社員全体の1割を超える147人の応募があった。
これに伴い、同社は12年3月期決算で約10億円の特別損失を計上する予定で、最終損益は17億円の赤字を見込む。
店舗については今後、ローコスト化とEDLP(常時低価格)販売を強化するために「ヤマナカ」、「フランテ館」、「ザ・チャレンジハウス」の業態統合を図り、「ヤマナカ」に一本化していく方針。
そのため、3月21日付けでSM運営部とザ・チャレンジハウス運営を統合し、店舗運営部とする。また、プライベートブランド商品の開発を強化するために商品部傘下に「商品開発室」を新設する。