ディスカウントストア大手のドン・キホーテは2月6日、2012年6月期の連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想より21億円多い5310億円(前期比4.6%増)、営業利益は15億円多い285億円(12.5%増)を見込む。
東日本大震災の発生後、生活必需品の販売を強化したこともあって、中心客層の若者だけでなく主婦や高齢者など幅広い客層の来店が増え、上期(11年7~12月)の既存店売上高は1.5%増と堅調だった。プライベートブランド「情熱価格」の販売が拡大しているため、粗利益率も改善しそう。上期だけで8店舗を出店(1店舗を閉鎖)するなど、出店意欲も旺盛だ。
同日発表した上期の業績は、売上高が8.4%増の2769億円、営業利益が21.3%増の172億円だった。