【米小売売上高】11月は前月比0.2%増、6ヵ月連続のプラス
米商務省が発表した11月の小売売上高(季節調整済み速報値、飲食店を含む)は前月比0.2%増だった。6ヵ月連続で前の月を上回ったが、エコノミストの平均予想0.6%増には及ばなかった。前年同月比では6.7%増だった。
変動の大きい自動車・部品を除いても0.2%増(前年同月比では6.6%増)だった。食品・飲食関係が苦戦し、食料品店は0.2%のマイナス(同4.6%増)、飲食店は0.3%のマイナス(同6.1%増)となった。
一方で、家電店が2.1%増(同6.4%増)、無店舗販売が1.5%増(同13.9%増)と好調。衣料品・装飾品店と百貨店もそれぞれ0.5%増(同3.7%増)、0.3%増(3.0%減)とプラスだった。
小売売上高は概ね堅調とはいえるが、失業率が高止まりしている状況では本格回復は難しそうだ。