準大手スーパーの平和堂(滋賀県彦根市)が発表した2010年3~11月期の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は前期比1.1%の微減で2796億円にとどまったものの、営業利益は13.0%増の62億円となった。
営業利益は3~5月期が10.4%のマイナス、6~8月期は0.9%の微増だったが、9月半ばまで続いた猛暑効果などで売上げが回復傾向となり、2ケタ増益に結びついた。販売管理費は1.5%減に抑えた。
店舗については、9月に名古屋市内で初出店となる「平和堂豊成店」(店舗面積1767平方メートル)のほか、11月には北陸地方で初となる近隣型ショッピングセンター「フレンドタウン福井」(同5213平方メートル)を出店した。これらを含め今期は5店舗の新設を計画している。
11年2月期通期の業績見込みは従来通り、営業収益3880億円(0.6%増)、営業利益105億円(8.7%増)、純利益54億円(16.4%減)を予想する。