関西スーパーが神戸市でネットスーパー、「食卓.jp」にも出店
関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市)は10月20日、神戸市東灘区の「関西スーパー セルバ店」でネットスーパーのサービスを始めた。サービス名は「ネット関西スーパーらくらく宅配」。ネットで注文を受けた商品をネルバ店の店頭在庫からピッキングして、顧客の自宅まで届ける。配送料は315円。正午までに注文すれば、当日中の配送が可能。配送はヤマト運輸に委託する。配送可能地域は神戸市東灘区と芦屋市の全域。
ネットスーパーに関するシステムは楽天子会社のネッツ・パートナーズ(東京都品川区)が提供する。同時に、ネッツ・パートナーズが運営するネットスーパーのウェブサイト「食卓.jp」にも関西スーパーが出店した。
ネッツ・パートナーズのシステムを利用してネットスーパーのサービスを始めるのは、紀ノ国屋、マルエツ、東急ストアに次いで4社目で、関東以外では関西スーパーが初めて。ネッツ・パートナーズは2008年7月に楽天の連結子会社となり、2009年2月に「楽天市場」をはじめとする楽天グループのサービスとのシステム連携を完了、楽天会員IDで「食卓.jp」に出店するネットスーパーを利用できるようにした。ネットスーパーで商品を購入した場合も、「楽天市場」と同様に注文金額の1%が「楽天スーパーポイント」として付与され、このポイントでの支払いもできる。
同社のネットスーパーのシステム利用料は、標準的なプランで初期費用が100万円、基本出店料が1店舗当たり月額10万円、システム利用料が売上高の3%となっている。