【ファミリーマート】既存店4.4%増収と好調も、粗利率減で微増益にとどまる
ファミリーマートが発表した2009年3-5月期の連結業績は、既存店売上高の伸び率は4.4%増(単体ベース)と好調だったものの粗利益率が下落したため、営業総収入(加盟店からのロイヤルティ収入と直営店売上高)が0.4%増にとどまり、営業利益は84億円と前年同期に比べて1.5%の微増だった。粗利益率(単体)は27.84%で前年同期から1.25ポイント下落した。既存店ベースの日販(個店日商)は50.9万円で前年同期より2.6万円増えた。
5月末時点での店舗数は前年同期より260増えて6959店舗となり、チェーン全店売上高は9.3%増の3198億円となった。エリアフランチャイザーを含めた国内総店舗数は7473店舗(274増)、海外エリアフランチャイザーの店舗数は7429店舗(626増)で、海外での出店加速によって、国内店舗と海外店舗の比率はほぼ半々となった。
10年2月期の連結業績予想は従来通りで、営業総収入が0.1%増の2875億円、営業利益が0.5%増の367億円、純利益が14.3%増の188億円を見込む。