愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカ(名古屋市)が発表した2011年4~9月期の連結業績は、営業損益が1億6500万円の赤字となった。前年同期は1000万円の黒字だった。
不採算店の閉鎖を先行させたこともあって、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は2.8%減の510億円に落ち込んだ。夏場の節電対策として自動車産業を中心に土・日曜日の操業が広がったことで消費の分散化を招いたほか、大型台風の到来などで客足が鈍った。
4~9月期の業績が計画を下回ったことを受けて、同社は12年2月期の業績予想を下方修正した。営業収益は従来予想から25億円引き下げて1030億円(前期比2.1%減)、営業損益は同じく4億5000万円少ない4億円(33.7%減)を見込む。