高級スーパーの成城石井の全事業を丸の内キャピタルが設立する新会社へ譲渡する手続きが5月31日付で完了した。
昨年9月に社長に就任した同社生え抜きの原昭彦氏(43歳)は続投するが、原氏を除く3人の取締役はすべて丸の内キャピタル側が送り込む。
丸の内キャピタルは三菱商事系の投資ファンド運営会社で、同社が運用するファンドには三菱東京UFJ銀行など三菱グループの企業が出資している。同社は今年3月、レックス・ホールディングスから成城石井の全事業を譲り受けることで合意していた。
成城石井は首都圏を中心に約80店舗を展開しているが、今後は三菱商事との連携を深めながら新たな事業展開を図る。