ヤマナカ、営業益は61%増の6億円、減益予想から反転
愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカ(名古屋市)が発表した2011年3月期の連結営業利益は前期比61.4%増の6億円だった。
同社は2月に業績予想を下方修正し、営業利益は従来予想の5億円から3億円に引き下げ、2期連続での減収減益になりそうだとしていたが、6億円を超える経費削減で増益を確保した。営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は2.2%減の1052億円だった。
同社は価格競争による商品単価の下落などから売上げが低迷しており、最近では既存店をディスカウント業態の「ザ・チャレンジハウス」に転換するなど、価格競争力の強化を急いでいる。
12年3月期連結業績は、営業収益が0.2%増の1055億円、営業利益が40.8%増の8億円と増収増益を見込んでいる。