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【Jフロント】大丸松坂屋百貨店発足、大丸の売上高は23ヵ月ぶりの増

 J.フロントリテイリング傘下の大丸と松坂屋が3月1日付けで合併し、新たに大丸松坂屋百貨店として再スタートを切った。社長には大丸社長の山本良一氏(58歳)が就任、本部は東京都江東区に置く。J.フロントリテイリングは会長兼最高経営責任者(CEO)の奥田務氏(70歳)が引き続き指揮を執って食品スーパーなど子会社を含めたグループ全体の経営に当たり、中核事業会社の大丸松坂屋の経営には山本氏が責任を持つ。

 大丸松坂屋百貨店の発足を記念して、3月中は大丸、松坂屋の全24店舗でバーゲンや感謝祭などの販促企画を実施する。前半は春物を中心に約100億円の商品を揃えたバーゲンで、22億円の売上げを目指す。後半は合計10万人に総額1億円の買い物券が当たる抽選会などを行う。

 一方、同社が発表した2月の売上高は大丸が2.3%増となり、23ヵ月ぶりに前年実績を超えた。昨年11月の心斎橋店北館(旧そごう心斎橋店)の開業効果に加えて、札幌店、東京店なども好調だった。松坂屋の2月の売上高は3.1%減だった。