ファミリーマートが発表した2009年3~11月期の連結業績は、既存店売上高(単体ベース)が前年同期比1.9%落ち込んだことなどから、営業利益は同7.6%減の285億円となった。店舗数が前年同期に比べて289店舗増の7099店舗(エリアフランチャイズを除く)となったことから、チェーン全店売上高は2.9%増えて9684億円となった。
09年10月からは会員数が256万人に達した「ファミマTカード」による固定客増加のための「ロイヤルカスタマー優遇システム」を稼働、また、イオンが運営する電子マネー「WAON」の決済サービスを全店で導入するなどしたが、既存店ベースの平均日販(1店舗当たりの日商)は前年同期に比べて0.6万円減の50.8万円となった。粗利益率は0.56ポイント悪化して、28.07%だった。
10年2月期通期の連結業績は、営業総収入が前期比2.1%減の2814億円、営業利益が10.5%減の327億円、純利益が8.8%減の150億円と減収減益を見込む。