【セリア】粗利益率40.4%に改善し営業利益は41%増、第1四半期

2010/08/06 14:30
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 100円ショップ大手のセリア(岐阜県大垣市)が発表した2011年3月期第1四半期(4~6月)の業績(非連結)は、直営で22店舗を新規出店した効果で売上高は7.8%増の202億円となった。前年の新型インフルエンザ特需の反動もあって、直営店の既存店売上高は1.6%減ったものの、円高による原価率の低下などで売上総利益率は1.1ポイント改善して40.4%に上昇、営業利益は41.1%増と大きく伸びて11億円になった。

 

 6月末時点での店舗数は直営893店舗、フランチャイズ加盟店118店舗の合計1011店舗となっている。

 

 同じ100円ショップ大手のキャンドゥは10年11月期上半期(09年12月~10年5月)で既存店が5.2%の減収、1.0%の営業減益となったことから通期業績予想を引き下げており、好調を維持するセリアとの業績の差が広がりそうだ。

 

 セリアの11年3月期通期の業績予想は従来と変わらず、売上高820億円(7.5%増)、営業利益39億円(17.7%増)、純利益17億円(13.7%増)の見通し。

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