【米ターゲット】既存店売上高は3.9%増と堅調、5〜7月期
米ディスカウントストア大手のターゲットが発表した2011年5〜7月期決算は、売上高が前年同期比5.1%増の158億ドル、純利益が3.7%増の7億ドルだった。
既存店売上高は3.9%増で、米国事業の既存店がマイナス成長を続けるライバルのウォルマートに比べて堅調に推移した。2〜7月の6ヵ月間の既存店売上高もウォルマートの1.0%減に対して、ターゲットは2.9%増と前年比プラスを確保している。
ウォルマートが既存店をスーパーセンターに改装して食品の取り扱いを増やし、売上高の向上につなげたように、ターゲットも現在、既存店での食品売り場拡大とスーパーセンター業態出店を強化している。5〜7月は既存店ベースの客数が0.5%、客単価は3.5%伸びた。
同社は現在、米国内49州で1762店舗を運営しているが、そのうち食品売り場を拡大した店舗が736店舗、スーパーセンター業態が252店舗となっている。