ヤマナカ、2期連続の最終赤字、既存店は6.8%の減収と不振

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 愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカ(愛知県名古屋市)が発表した2010年3月期の連結業績は、売上高に営業収入を加えた営業収益が前期比6.3%減の1076億円となった。

 人件費や光熱費など経費全般の削減に取り組んだものの売上高の減少を補えず、営業利益は61.4%減の3億円と赤字ぎりぎりの水準にまで落ち込んだ。減損損失など11億円の特別損失を計上した結果、純損益は7億円の赤字(前期は2億円の赤字)と2年連続の最終赤字となった。

 消費者の低価格志向に対応するため期中にEDLP(常時低価格)型の新業態「ザ・チャレンジハウス」を立ち上げ、既存店6店舗を業態転換するなどてこ入れを図ったが、既存店ベースの売上高は6.8%減と大きく落ち込んだ。

 11年3月期の業績は、営業収益1082億円(0.5%増)、営業利益6億円(60.4%増)、純損益は4億円の黒字を見込んでいる。

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