キリン堂、中国でドラッグストア展開、現地で合弁
関西が地盤のドラッグストア、キリン堂(大阪市)は1月21日、中国でドラッグストア事業を展開するため現地で合弁企業を設立すると発表した。合弁会社の概要などについては会社登記が完了後に発表するという。
ドラッグストアではココカラファイン傘下のセガミメディクス(大阪市)が昨年、上海のドラッグストア企業に出資する形で中国に進出している。
日本チェーンドラッグストア協会によれば2009年度の国内ドラッグストア業界の売上高は5兆4430億円で前年度比4%増となったが、伸び率は鈍化傾向にある。09年6月の改正薬事法施行により、スーパーなど他業態との競合も強まっており、アジアで成長機会を探る動きが本格化してきた。
業界大手のツルハホールディングス(札幌市)はタイの大手企業と業務提携、首都バンコクに事務所を開設してタイおよび東南アジアでのドラッグストア出店を検討することを明らかにしている。