調剤薬局最大手のアインファーマシーズが発表した5~7月期の連結業績は、主力の調剤薬局事業が堅調で営業利益は前年同期比12.1%増の15億円となった。売上高は2.6%増の307億円、純利益は7.5%増の7億円だった。
部門別では、調剤薬局事業は今年4月の薬価改定および調剤報酬改定により既存店売上高は低下傾向にあるが、ジェネリック(後発)医薬品の販売増と5店舗の新規出店(閉鎖は2店舗)効果などで売上高は1.7%増の269億円を確保、セグメント利益は11.0%増(前年同期の経常利益比)の20億円となった。
ドラッグストア事業は1店舗を新設して店舗数が50店舗まで増えた。新規出店効果で売上高は9.9%増えて37億円となったが、セグメント損益は2500万円の赤字で黒字転換は果たせなかった。今後は都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」の出店を強化することで収益の拡大を目指す。
2011年4月期の通期業績予想は従来と変わらず、売上高1377億円(9.8%増)、営業利益78億円(20.1%増)、純利益38億円(22.0%増)を見込む。