【ヤマダ電機】減益幅は予想を下回る、在庫効率化などが効果
ヤマダ電機が発表した2009年9月中間期の連結業績は、営業利益、純利益ともに前年実績を下回ったものの、店舗間の在庫効率化や経費削減などの効果が営業キャッシュフローの大幅な改善につながり、減益幅は従来予想を下回った。
営業利益は前年同期比15.4%減の251億円、純利益は20.2%減の163億円だった。売上高はエコポイント導入による薄型テレビや冷蔵庫の販売増、省エネ家電の販売強化などで1.9%増の9365億円となった。8月6日に発表した業績予想に対して、売上高が123億円、営業利益が13億円、純利益が4億円ほど上振れした。
店舗展開については計17店を新設、11店を閉鎖したことから9月末での店舗数は536店舗(うち直営393店、連結子会社143店)となった。
なお、10年3月期通期の連結業績予想については、売上高を従来予想から600億円引き上げて1兆9680億円(前期比5.1%増)としたが、営業利益は逆に9億円引き下げ687億円(38.7%増)となる見込み。純利益の予想は433億円(30.4%増)で据え置いた。