メニュー

【セブン&アイ】米7-イレブンがフロリダで183店舗を買収

 セブン&アイ・ホールディングスは12月9日、子会社の米7-イレブンがエクソンモービルからフロリダ州でコンビニエンスストアなど183物件を取得すると発表した。7-イレブンは現在、フロリダ州で610店舗を展開しているが、買収によって店舗網のドミナント化が進むことで、消費者の認知度アップと配送網の効率向上が期待できる。物件の引き渡しは2011年3月末の予定。買収額は公表していない。

 7-イレブンは店舗買収や新規出店によって米コンビニ業界でも最も積極的に店舗網拡大を図っている。2007年以降の米国内での店舗増加数は約750店に達する。今年6月末での店舗数は6456店。

 全米コンビニエンスストア協会によれば、09年は消費環境が厳しい中でも米コンビニ業界の売上高は前年比4.9%増の1824億ドル(約16兆4000億ドル)と堅調に推移しており、好調な業績を背景に大手が中小チェーンの買収に動くなど業界再編の動きが目立っている。