【ABCマート】出店計画を70店舗に引き上げ、年内500店舗突破へ

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　靴専門店のエービーシー・マートは2010年２月期の新規出店計画を当初の55店舗から70店舗に引き上げる。自社オリジナルの開発輸入商品を主体とする同社は、価格競争力を背景として売上げを堅調に伸ばしているうえ、円高の影響で売上高総利益率も上期実績で56.3％と計画より0.4ポイント増加している。

　上期の売上高は既存店ベースでは1.9％減と前年同期をわずかに下回ったものの、41店舗の新規出店効果で全店ベースの売上高は12.8％増と大きく伸びた。下期もアウトレットモールなど商業施設への出店を増やすほか、９月から出店を始めた初の婦人靴専門業態「NUOVO by ABC-MART」の拡充を図る。

　同社の店舗数は８月末時点で481店舗（ほか海外62店舗＝６月末）となっており、年内には国内500店舗を突破する見通し。

　なお同社は10月７日、通期連結業績予想の上方修正を発表。従来予想に比べて売上高を31.5億円、営業利益を4.3億円、純利益を8.5億円、それぞれ引き上げた。その結果、10年２月期の連結業績は売上高が1087億円（前期比11.7％増）、営業利益が217億円（7.4％増）、純利益が120億円（8.7％増）を見込む。