ドラッグストア大手のツルハホールディングス（札幌市）は12月６日、タイおよび東南アジア諸国での店舗展開を目指して海外事業本部を新設した。同社は10月13日にタイの大手企業サハグループと業務提携することで合意、相互にプライベートブランド（PB）商品を供給するほか、PBの共同開発などを行う方針。ツルハHDはタイ国内で「ツルハ」の店名でのドラッグストアの多店舗化を進めるため、来年早々には首都バンコクに駐在員事務所を開設、市場調査を始める予定。
海外事業本部長はツルハHD常務執行役員でツルハ取締役常務執行役員東北店舗運営本部長の阿部光伸氏が兼務する。
また同社は、Ｍ＆Ａなどで規模が拡大したグループ全体の業務システムの標準化や在庫ロスの削減などを専門に行う部署として、同日付で社長直轄の業務システム推進部も新設した。