【国内アパレル市場】2011年は1.8%増の9兆800億円、4年ぶりのプラス予想
市場調査の矢野経済研究所によると、2011年の国内アパレル市場は3月に起きた東日本大震災の影響を受けて一時的に消費が落ち込んだものの、節電・クールビズの影響から夏物衣料が好調で、冬場の節電によるウォームビズにも期待ができることから、市場規模は小売りベースで前年比1.8%増の9兆800億円と4年ぶりのプラスになりそうだ。
同社が7~9月にかけてアパレルメーカーや百貨店、専門店などを対象に行った調査結果から予測した。
一方、10年の国内アパレル小売市場規模は1.5%減の8兆9230億円となったようだ。品目別では、婦人服・洋品市場が5兆6150億円(1.1%減)、紳士服市場が2兆4225億円(2.8%減)、ベビー・子供服・洋品市場が8855億円(0.5%減)だった。すべての品目において減少幅に改善がみられた。