ルミネ、西武有楽町店跡の優先交渉権を獲得、非駅ビル強化へ
今年12月25日で閉鎖される西武有楽町店(東京都千代田区)の後継テナントとして、JR東日本子会社の商業ビル運営会社、ルミネ(同渋谷区)が優先交渉権を獲得した。ビルを保有する朝日新聞社と松竹が9月14日発表した。
西武有楽町店は有楽町センタービル(有楽町マリオン)が1984年に開業して以来、核テナントの一つとして営業を続けてきたが、近年は丸井の近隣出店などの影響で売上高が落ち込み、営業赤字が続いていた。セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武は今年1月に閉鎖を表明していた。
西武有楽町店の売場面積は1万5700平方メートル。後継テナントとしてイオンやヤマダ電機なども交渉に当たっていたようだ。
ルミネは駅ビル立地を主体としてきたが、昨年は初めて非駅ビル立地となる商業施設「ルミネマン渋谷」を開業、駅ナカから街ナカへ土壌を広げようとしている。