ファミリーマートの2010年2月期連結業績は、収益の大半を占めるファミリーマート本体の既存店売上高が09年6月以降マイナス続きと不振で、営業利益は前期比8.2%減の335億円となった。ファミマ本体のチェーン全店売上高は256店舗の純増効果(出店534、閉店278、西武鉄道との共同展開店舗を除く)で2.2%増の1兆2737億円と伸びたものの、加盟店からのロイヤルティ収入を含む営業収入は0.4%減の1841億円にとどまった。純利益は8.2%減の151億円だった。
期末店舗数は国内がエリアFC(フランチャイザー)の530店を含めて7688店、海外が8101店で、合計1万5789店(前期比1138店増)となった。
今期はエーエム・ピーエム・ジャパンの統合効果もあって増収増益となりそうだ。11年2月期の業績は、営業収入に直営店の売上高を加えた営業総収入が12.2%増の3120億円、営業利益が2.0%増の342億円、純利益が8.6%増の164億円を予想する。ファミマ本体のチェーン全店売上高は12.7%増の1兆4360億円を見込む。