イオン子会社の食品スーパー、マックスバリュ西日本(兵庫県)が発表した2010年2月期の業績(単体)は、期中にイオンリテールから譲渡された2店を含めて13店を新設した効果で、売上高は前期比3.2%増の2186億円に伸びたものの、粗利率の低下で売上総利益の増加は11億円にとどまり、30億円の販管費増加を吸収できず、営業利益は18.0%減の68億円となった。前期は3.0%増だった既存店売上高が5.2%減となったことも響いた。この結果、売上高営業利益率は前期の4.0%から3.1%に低下した。
13店の出店のうち6店が四国で、四国エリアでの店舗数は9店に増えた。また、新店のうち5店はディスカウント業態の「ザ・ビッグ」での出店だった。期末店舗数は前期より10店増の154店となり、そのうち「ザ・ビッグ」は19店となった。
今期も12店と2ケタの出店を続ける予定で、11年2月期の業績は売上高に営業収入を加えた営業収益が5.6%増の2360億円、営業利益が10.5%増の76億円、純利益は1.5%増の43億円を見込む。