ヤマナカ、上半期は最終赤字、単体では営業損益も赤字に
愛知県が地盤の食品スーパー、ヤマナカ(名古屋市)は2010年度上半期(4~9月)の業績が不振だったことから、10年度通期(11年3月期)の連結業績予想を下方修正した。
通期の営業利益は従来予想の6億円から5億円(前期比33.7%増)に、純利益は4億5000万円から1億円(前期は7億7500万円の赤字)にそれぞれ引き下げた。営業収益(売上高と不動産収入などの合計)の予想は22億円引き下げ、1060億円(1.5%減)とした。
同社の上半期連結業績は営業収益が予想を15億円下回り525億円(前年同期比4.7%減)となったようだ。この結果、3億円を見込んでいた営業利益は1000万円(69.7%減)に終わり、将来発生が見込まれる既存店の解体撤去費用を特別損失に計上したことから純損益は2700万円の赤字(前年同期は6500万円の赤字)となった模様。
営業収益のほとんどを占めるヤマナカ単体では上半期の営業損益は1億5400万円の赤字(前年同期は4200万円の黒字)だった。