決算2024ランキング

インフレで明暗、上場小売業328社

 上場小売業の2023年度決算は、経済正常化による人流回復やインバウンド復活に加えて、インフレ下で価格転嫁が進んだことも手伝って、依然続くコスト高をはねのけ好決算となった企業が相次いだ。ただ、一部業態では巣ごもりの反動減、耐久消費財の販売不振などのマイナス影響が見られ、減益に沈んだ企業も目立った。また、好調業態でも一部の大手企業が苦戦するなど、企業間格差も見られている。混戦のなかで勝ち組となったのはどの企業か。23年度決算を振り返っていく。

●ランキングで使用したデータは、2024年4月までの12カ月間に迎えた各社の決算期データ、および本誌調査のデータをもとにした
●業態表記 SM:食品スーパー、GMS:総合スーパー、CVS:コンビニエンスストア、DgS:ドラッグストア、HC:ホームセンター、DP:百貨店、AP:衣料品専門店、CE:家電量販店、MO:通信販売、SP:AP、CE以外の専門店、EO:外食業
●国際会計基準(IFRS)を適用している企業については、営業収益は「売上収益」、経常利益は「税引前利益」の数値を使用している。「事業利益」を営業利益として使用している場合もある
●図表記載の社名は決算発表当時のもの
●営業収益(売上高)経常利益率、営業収益営業利益率、総資産回転率、売上高総利益率、売上高販管費率、在庫回転率、1人当たり売上高および営業利益、1㎡当たり売上高および営業利益は、各社が公表している決算短信および有価証券報告書の数値をもとに本誌が算出
●小数点第2位(総資産回転率は小数点第3位)を四捨五入した数値を掲載している

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