ウォルマート、ツイッターでライブコマース、特別番組を配信
ウォルマートは11月28日、ツイッターのライブ配信機能を使ったライブコマースのイベント「サイバー・ディール・サンデー」を行った。ツイッターはライブ配信とオンラインショッピングの機能を提供し始めたばかりで、大手小売業ではウォルマートが初めてのユーザーとなった。
イベントでは、人気ミュージシャンのジェイソン・デルーロ氏が家電や家庭用品、アパレル製品、クリスマス用の装飾品などを紹介する30分の特別番組を配信した。ツイッターのウォルマート公式アカウントのほか、フェイスブック、インスタグラム、ティックトック、ユーチューブのアカウント、ウォルマートの自社ウェブサイトでも配信された。
ウォルマートがSNSのライブ配信機能を使ってショッピング番組を配信したのは、2020年12月、ティックトックでテスト配信したのが初めて。その後、ティックトックやユーチューブでショッピング番組やショッパブル(購入可能)広告の配信を行ってきた。
SNS大手は、動画によるEC(インターネット通販)を支援する機能を強化しており、SNSを使った動画ECは「ソーシャルコマース」とも呼ばれる。ウォルマートは今後もソーシャルコマースを強化していく方針で、クリスマス商戦の期間中にSNSで30以上のショッピング番組をライブ配信する予定だ。