楽天は4月7日、EC(インターネット通販)プラットフォームを提供するカナダのShopify(ショッピファイ、オンタリオ州オタワ)と連携し、米国のEC店舗が「楽天市場」に出店できるサービスを開始した。
ショッピファイは、自社ECサイトの構築や商品登録、在庫管理、受注管理などEC店舗運営に必要な機能をクラウドで提供するECプラットフォーム。同社は2004年の創業だが、175カ国の100万以上のEC店舗が同社のプラットフォームを利用している。
ショッピファイでは、自社ECサイトの開設・運営だけでなく、他のECモールへの出店をサポートする機能も提供している。同社が運営するアプリストアで、楽天市場での店舗運営に伴う必要な機能を提供する専用アプリ「楽天販売チャネルアプリ」をダウンロードできるようにした。
米国でショッピファイを利用しているEC店舗は、同アプリを使って楽天市場に出店し、越境ECを始めることができる。楽天とショッピファイでは、米国以外でショッピファイを利用しているEC店舗に対しても、楽天市場への出店支援サービスを展開していく予定だ。