「ライバルは過去の自分たちだ」
2013年、サンドラッグはドラッグストア(DgS)とコンビニエンスストア(CVS)の融合店舗「サンドラッグCVS」の店舗展開をスタートした。
これまでより便利さを向上させ、客層の幅を広げることによって小商圏での出店余地の拡大につなげることを目的に開発したフォーマット。コンセプトはDgSの品揃えにCVSの食品やサービスを付加した店舗だ。人口密度の高い住宅地に隣接した商店街、郊外ロードサイド、オフィス街を中心に、現在、東京都23区に12店舗を展開している。
同社CVS事業部部長代理の池田康晴氏は「『サンドラッグCVS』は『便利を売る店』」と説明する。
続けて、「一部の企業がDgSとCVSを融合した店舗を開発しているが、われわれはとくに意識はしていない。ライバルはどこかと問われれば、それは『過去の自分たち』だろう。『便利さ』を追求しこれまでにない新しいフォーマットをつくっていこうとCVS事業部のメンバーには言っている」と力を込める。(K)