アレンザHD

ペット事業のブランドを統一、プロショップも強化

　2019年に、ダイユー・リックHDが、バローHDと経営統合を行い、同時に商号をアレンザHDに変更し、バローHDの子会社となった。傘下に、福島県を地盤にするダイユーエイト、岡山県のタイム、東海地方のホームセンターバローと、ペット専門店事業を運営するアミーゴを置く。

　24年２月期の連結業績は、営業収益が対前期比0.4％増の1497億円、営業利益が同23.9％減の41億円、経常利益が同22.0％減の46億円の増収減益となった。期中に新規出店12店舗、閉店３店舗、23年11月にホームセンターアントを経営統合して５店舗を加えたことで増収となった。重点施策としてペットセグメントの事業統合、専門店出店強化、物流改革の３つを掲げる。

　ペット事業は、全国中核都市で展開する「アミーゴ」、首都圏を中心に「ペットフォレスト」、首都圏で100坪タイプの「ジョーカー」の３つの事業を、24年９月からすべてアミーゴに集約。売上規模だけでなく、品質、接客で日本一をめざす。専門店事業はプロショップ「エイトPRO」「PROsite（プロサイト）」を年間３〜６店舗出店する。300坪と600坪の２つのフォーマットを商圏に合わせて展開していく。

　物流改革は商品本部内に物流課を新設し、メーカー・卸との協業体制を強化する。