赤ちゃん本舗
小型店の出店も、PB売上30%以上をめざす
1932年の創業で、乳幼児向けマタニティ・チャイルド・ベビー用品のチェーン店を運営する。2007年7月からセブン&アイグループの傘下に入っている。屋号の表記は「アカチャンホンポ」で、124店舗(2022年11月8日時点。FC、海外店舗除く)を展開している。売上高は、791億円(2022年2月期)。2020年2月期までの5年間は売上高950億~1000億円で推移していたが、ショッピングセンター(SC)をはじめとした商業施設の店舗が多いことから、コロナ禍に伴う外出抑制の影響を大きく受けてきた。
売場面積約400坪のフォーマットを標準としているが、最近は空きテナントの坪数制約が多いため、200~250坪タイプのフォーマットを実験している。21年に売場面積244坪の「セブンタウン小豆沢店」(東京都板橋区)を改装オープンしたのに続き、22年4月には、280坪の「ららぽーと福岡店」(福岡県福岡市)を出店している。
プライベートブランド(PB)の売上高構成比は現在25%ほどで、アイテム数の内訳は衣料品が約70%、生活用品と雑貨食品が20~25%。今後の商品戦略では、あらためてPB開発を着実に推進し、当面はPB売上高構成比30%以上をめざし「オリジナル商品があるからこそアカチャンホンポに来てもらえる」体制を整える。