イオン・グループ

　300以上のグループ会社で構成される国内最大級の流通コングロマリット。総合スーパー（GMS）を中核に、食品スーパー（SM）、ドラッグストア（DgS）、コンビニエンスストア、専門店などの業態展開のほか、金融事業やディベロッパー事業などの事業も展開する。22年1月には100円ショップのキャンドゥ、23年11月にSMのいなげやを連結子会社化し、さらにDgS大手のツルハHDの連結子会社化も計画している。

　中期経営計画（2021～2025年度）では「5つの変革」を指針に進める。AIやロボティクス機能を導入したネットスーパー事業「Green Beans」や、グループ内各社が個別に認識している顧客IDの共通化等によるデジタル事業の拡大、再編・統合を含めたヘルス＆ウエルネス領域の規模拡大、シェフ・クオリティの総菜を開発・製造するグループの総菜プロセスセンター「Craft Delica Funabashi」（クラフトデリカ船橋）も本稼働を始めた。

　計画最終年度の26年2月期は、デジタル売上げ1兆円、プライベートブランド商品「トップバリュ」売上2兆円、営業収益11兆円、営業利益3800億円、営業利益率3.5％をめざす。