【ライザップ】カルビー会長の松本氏をCOOに、買収子会社などを担当

2018/05/30 15:40
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 フィットネスクラブ「RIZAP(ライザップ)」などを運営するRIZAPグループは5月28日、カルビー会長兼CEOの松本晃氏(70歳)を代表取締役COO(最高執行責任者)に迎えると発表した。創業社長の瀬戸健氏(40歳)は代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)となる。

 

 松本氏は6月20日の株主総会でカルビーの会長兼CEOを退任、同24日付けでRIZAPグループのCOOに就任する。

 

 同グループはインテリア雑貨専門店のパスポートやゲーム・音楽・映像ソフト販売のワンダーコーポレーションなど活発なM&A(買収・合併)を行っているほか、伊藤忠商事およびファミリーマートと提携し、共同開発した商品をファミリーマート店舗で販売するなど急激に事業規模を拡大している。2019年3月期の連結業績(国際会計基準)は、売上収益が前期比83.6%増の2500億円、営業利益は69.2%増の230億円を見込む。

 

 今後は瀬戸社長が主力のRIZAP関連事業とM&Aなどを引き続き統括する一方、買収した子会社の経営改善やヘルスケア分野と海外への進出など新たな成長事業の育成を松本氏が担う。

 

 松本氏は京都大学大学院を卒業後、伊藤忠商事に入社、医療機器販売子会社の取締役を務めた後、米ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長などを経て、2009年6月からカルビーの会長兼CEOを務める。

 

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