【米ウォルマート】インド子会社フリップカートのCEOが辞任
米ウォルマートは11月13日、インドのEC(インターネット通販)最大手で同社傘下のフリップカートグループのCEO(最高経営責任者)、ビニー・バンサル氏が同日付けでCEOを辞任したと発表した。
バンサル氏は個人的な不正行為があったとして独立機関による調査が始まったことから辞任を申し出、ウォルマートがこれを受け入れた。バンサル氏は不正行為を否定している。
バンサル氏はフリップカートの共同創業者で、同社をインドのEC最大手に育て上げた。もう一人の共同創業者だったサチン・バンサル氏は5月にフリップカートの会長を辞任しており、創業者2人が相次いで会社を去ることになった。
ビニー・バンサル氏は今回の調査が始まる前からグループCEOを辞任する意向を示しており、同氏とウォルマートが後継者の選考を始めていた。後継者候補としては傘下の事業会社、フリップカートオンラインサービスのカルヤン・クリシュナマーシーCEOが有力と見られる。
ウォルマートは今年8月、フリップカートを160億ドル(約1兆8000億円)で買収した。