「それぞれの段階に合った健康づくりの支援をしていく」
スギ薬局(愛知県)の杉浦克典社長はこう話す。
同社は「トータルヘルスケア戦略」を打ち出している。店舗に来店する前の段階、店舗への来店時、来店後の段階と3つの段階に分け、それぞれに合った健康づくりの支援をしていく内容だ。
その関連で他業種との連携も進めている。
「メドピア(東京都)との共同事業ではセルフケア支援プラットフォーム事業の一環として、地域住民の運動や食事を記録できるアプリを開発中だ。医師開業支援プラットフォーム事業では12月に新会社を設立し、開業を目指す医師に向けた開業支援をオンラインで行っていく。M-aid(愛知県)との取り組みでは、健診クリニックと連携し、がん検診や特定健診の巡回健診、当社の管理栄養士による特定保健指導を合わせたサービスを名古屋地区で集中的に提供。ノウハウを蓄積した後に全国の自治体にアプローチしていく」と杉浦社長は話している。(K)