「世界水準のSM集団を構築する」
イオンがSM事業の再編を発表した。
首都圏を除く6地域の主要14社を地域ごとに経営統合し、
2020年3月までに6社に集約する。
今回の再編は、イオンの岡田元也社長自らが各地域に出向き、
全国の事業会社と議論を重ねて出した結果だという。
6地域14社の営業収益は現在2兆4000億円。
これを2025年までに営業収益3兆1000億円、営業利益1100億円まで拡大させる。
今後のめざす組織像を岡田社長は冒頭の言葉で表現した。
さらに、程なくして中四国で事業を展開するフジとの資本業務提携も発表。
今後もSM事業の再編を機に、他チェーンとの提携も進めて
一気に勢力を拡大する可能性は否定できない。
そうしたなか会見で岡田社長が強調したのは「地域密着」だ。
全国チェーンの規模のメリットを生かしつつ、各事業会社が自主的な経営を行うことで
地域密着のサービスを実現するという。イオンが大きな挑戦に乗り出している。(大宮)