光洋が最小店舗を京都・上七軒に出店!鮮魚で差別化する方法とは?

森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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KOHYO上七軒店

KOHYO 上七軒店

〒602-8323 京都府京都市上京区元誓願寺通六軒町西入大文字町246
電話:075-466-5041
京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅よりバスで約10分

見どころ

▶「さば商品」を豊富に展開する水産売場
▶青果売場の「京野菜」
▶こだわりの和牛を使用したローストビーフ

KOHYO上七軒店 山田武店長
山田武店長
「地域のお客さまが毎日、ゆっくり安心して買い物していただけるような店をめざします」

 光洋(大阪府/平田炎社長)は7月22日、京都府京都市に食品スーパー(SM)の「KOHYO上七軒店」(以下、上七軒店)をオープンした。この出店により同社の店舗数は京都府で4店舗、全社では80店舗となった。

 上七軒店は京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から直線距離で西1.8㎞の場所に立地しており、北側には京都市を東西に通る主要道路の今出川通がある。店舗周辺は住宅地が広がっており、古い戸建てを中心に、マンションなど集合住宅も点在している。

 店舗から半径1.5㎞圏内の基本商圏には、9万8681人/5万5510世帯が居住している。年代別構成比では、70代以上の高齢者層が21.6%と最も高く、続いて大学生が多いことから20代が15.9%となっている。なお、いずれも京都市平均と比べ約3ポイント高くなっている。半径500m圏内の競合店としては、地場SMの「メッサ北野」のほか「デイリーカナートイズミヤ千本中立売店」「フレスコ千本中立売店」などがある。

 上七軒店の売場面積は941㎡で、光洋が展開するSMとしては最小規模の店舗となる。取り扱い品目数は8020アイテムで、「KOHYO」の屋号を冠した店舗の平均値1万851アイテムと比べ、約2800アイテム少ない。日用雑貨など非食品を中心に商品を絞り込んだ。

 京都市にある光洋の店舗は上七軒店を含め4店舗(うち1店舗は「マックスバリュ」業態)とまだ少なく、知名度はそれほど高くない。上七軒店では生鮮食品を強化し競合店との差別化を図りながら、地元産の商品を積極的に取り入れ、地域密着型の売場づくりで支持獲得をめざす。

 同店で差別化部門として強化しているのが

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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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