【キユーピー】ライオン、日本パレットレンタルと共同輸送
キユーピーとライオン、日本パレットレンタルの3社は関東と九州の間で共同輸送を始めた。3社は今年6月に拠点間を結ぶ幹線輸送について共同輸送の実証実験を行い、実車率（実際に貨物を積載して移動する距離の比率）の向上やドライバーの労働環境改善、二酸化炭素（CO2）排出量削減などの効果が得られた。このため、8月22日から共同幹線輸送を本格稼働させることにした。
キユーピーの調味料、加工食品などとライオンのハンドソープ、ボディソープなど、日本パレットレンタルの物流用パレットを交互にトラックに積み込み、実車率を上げる。
東京港と新門司港、徳島港の移動にはフェリーを使い、CO2排出量を削減するとともに、ドライバーの負担を軽減する。各港と3社の工場、物流拠点はトラックで陸送する。総移動距離は2811㎞となるが、共同輸送により実車率を99％超に高められる。
食品メーカーでは味の素やカゴメ、ハウス食品など5社が2019年4月に物流子会社を統合、全国規模で共同配送を始める予定だ。