「朝昼守って夕夜間強化」

2018/08/28 09:30
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ローソンの2018年秋冬の商品説明会で、同社商品本部長の藤井均氏が繰り返し強調した言葉だ。

 

“飽和論”が叫ばれ、客数減少が止まらないCVS業界。

ローソンの192月期第一四半期の既存店売上高は対前期比で97.5%。客数の減少を補ってきた客単価も同99.5%と前年を割り厳しい結果となっている。

 

そんななか、次の一手としてローソンが注力しているのが冒頭の方針だ。これまでの朝昼の利用客を確保しつつ、夕夜間の「食」ニーズを奪取することで売上増を図る。

 

とくに秋冬に売り出すのが「鍋〆(しめ)」シリーズだ。

野菜が気軽に摂れるメニューとして「鍋」の需要が拡大していることに着目。

商品は2層構造で、

上段に野菜を豊富に使った鍋、

下段にうどん、または雑炊用の米飯が入っており、

鍋の残ったスープをうどんや米飯にかけて食べる「〆まで楽シメる」商品だ。

 

1弾として1030日に

「鶏つくねと鶏だし生姜鍋」(税込498円)

「豚肉のごま豆乳鍋」「牛すき焼鍋」(ともに税込530円)を発売する。

 

ローソンの購買データによると、

こうした食卓のメーンとなる商品を購入する顧客は、

酒類や飲料、菓子などもついで買いし客単価が高くなる傾向があり、

同社は今後、販売を強化していく方針だ。

 

SMの本領である食卓メニューの提案にCVSが本格的に攻め込んでいる。(O

 

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