ウェザーニューズ、売れ行きに対する天候や販促の影響を分析、小売業・製造業向け

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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天気予報イメージ
欧州の飲料メーカーでは、前年と比べて気温が低く、日照時間が少なかったことで、小売店への販売は3%減少していることが分かった。(写真はgettyimages/Romeo Ninov)

 民間気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)は6月11日、商品の売れ行きに対する天候や販促活動などの影響を分析するサービス「ウェザーマーケティング・アナリシスレポート」の提供を始めた。

 商品の売れ行きの要因を、天候、販促、その他の3つの視点で分析し、それぞれがどの程度売り上げに寄与したかを評価する。小売業・製造業のマーケティング戦略の立案などで活用されることを見込む。

 例えば、欧州のある飲料メーカーの2020年3月の清涼飲料水の販売実績を調べたところ、飲食店への販売は46%減、小売店への販売は5%増だったが、前年と比べて気温が低く、日照時間が少なかったことで、飲食店と小売店への販売はそれぞれ1%、3%減少していることが分かった。また、販促の効果は、飲食店・小売店とも3%減少していた。

 同サービスは2003年から欧州の飲料メーカーや日用品メーカーなど約20社に提供してきた。欧州で培った技術と実績をアピールして、日本で新たなユーザーを獲得することを目指す。

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