米CVS、自律走行車両で処方薬を宅配、テキサス州ヒューストンで試行
米CVSヘルスのドラッグストア事業部門、CVSファーマシーは6月からテキサス州ヒューストンの一部地域で自律走行車両を使った宅配の実証実験を始める。CVSファーマシーのウェブサイトまたはモバイルアプリで注文を受けた処方薬や日用品などを最寄りの店舗から3時間以内に配達する。
実験は自動運転技術ベンチャーのニューロ(Nuro、カリフォルニア州マウンテンビュー)と共同で行う。実験開始当初はトヨタ自動車の「プリウス」を改造した自律走行車を使うが、ニューロが自社開発した配送ロボット「R2」も投入する予定だ。
自律走行車による配送対象エリアは、ヒューストン市内の3つの郵便番号に該当する地域。自律走行車が指定した場所に到着したら、利用者はIDを入力してトランクを開け、商品を取り出す。実験期間中の配達料は無料とする。
ニューロは2019年にヒューストンで、クローガーやウォルマートとも自律走行車による宅配実験を始めている。