セブン&アイ、20年2月期の営業利益は3.1%増の4242億円、コンビニが支える

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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セブン&アイ・ホールディングスが発表した2020年2月期の連結業績は、営業収益が前期比2.2%減の6兆6443億円、営業利益が3.1%増の4242億円だった。写真は2017年12月、都内で撮影したセブン&アイ・ホールディングスのロゴ(2020年 ロイター/Toru Hanai)

 セブン&アイ・ホールディングスが発表した2020年2月期の連結業績は、営業収益が前期比2.2%減の6兆6443億円、営業利益が3.1%増の4242億円だった。為替レートの影響などで減収となったが、営業利益は9年連続での増益となった。

 セグメント別の営業利益は、国内コンビニエンスストア事業が4.0%増の2566億円、米国を中心とする海外コンビニ事業が10.6%増の1020億円となり、両事業で全体の85%を稼ぎ出した。

 スーパーストア事業は、イトーヨーカ堂のコスト削減が進んだことで利益が改善したことから0.6%増の213億円となった。セブン銀行を中心とする金融関連事業は1.4%増の536億円と営業増益を確保。そごう・西武が中心の百貨店事業は78.7%減の7億円と大幅な減益だった。

 21年2月期の連結業績予想については、新型コロナウイルスの影響で算出が困難なことから未定とした。

■主な事業会社の2020年2月期の業績

  営業収益 増減率(%) 営業利益 増減率(%)
セブン-イレブン・ジャパン 887,625* 1.6 253,980 3.6
米7-イレブン 2,739,833* -2.9 121,654 9.5
イトーヨーカ堂 1,185,147 -4.1 6,522 38.5
ヨークベニマル 446,843 0.3 13,100 2.3
そごう・西武 600,148 -2.5 172 -94.7
セブン&アイ・フードシステムズ 74,323 -5.0 420 -67.5

単位:百万円 *営業総収入

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