ヨーカドー6店舗でスマホを使った食品判定、イスラム教徒や完全菜食主義者向け

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ヨーカドー6店舗でスマホを使った食品判定、イスラム教徒や完全菜食主義者向け
専用のアプリを使って店内の商品陳列棚をスマートフォンで撮影すると、判定結果によって食品ごとに色分けした枠が表示される

 セブン&アイ・ホールディングスは3月16日から、傘下のイトーヨーカ堂が東京都内で運営する「イトーヨーカドー」6店舗でイスラム教徒(ムスリム)や完全菜食主義者(ヴィーガン)向けの食品判定システムの実証実験を始めた。

 実験はNTTドコモ、フードダイバーシティ(東京都台東区)と共同で行う。専用のアプリを使って店内の商品陳列棚をスマートフォンで撮影すると、ムスリムやヴィーガンが食べていい食品かどうかの判断材料を情報提供する。

 今回の実験で食品判定の対象となるのは、セブン&アイグループのプライベートブランド商品「セブンプレミアム」の食品約2900品目。ドコモとフードダイバーシティが開発した食品判定システムに、セブンプレミアム商品の原材料やパッケージなどのデータを連携させた。

 実験は「大森店」(大田区)や「アリオ北砂店」(江東区)、「食品館三ノ輪店」(荒川区)などで行う。5月31日までの実験期間中は、専用アプリを無料で利用できる。

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