Preferred Networks、小売DX「MiseMise」に新プロダクト2種を追加


Preferred Networksの「MiseMise」
(Preferred Networks ニュースリリースより)

 AIやロボット技術を活用したソリューションを提供するPreferred Networks(東京都)は10月1日、小売チェーンストアDXを実現する「MiseMise™(ミセミセ)」の新プロダクトとして、売場管理・分析を行う「MiseMise 店舗調査」と、店内案内・商品補充を支援する「MiseMise 売場ガイド」の提供を開始した。

 PFNはこれまで、店舗と本部の業務プロセス改善を包括的に支援するMiseMiseを開発・提供してきた。今回、現場の声を反映した2つの新プロダクトを加えることで、売場の管理・運営と顧客サービスの高度化を支援する。

 「MiseMise 店舗調査」は、商品棚の画像をアップロードするだけで陳列商品を自動認識し、売場をデータ化できるプロダクト。スーパーバイザー(SV)やラウンダーの利用を想定しており、本部とのコミュニケーションを円滑にするとともに、本部からの棚割やPOSの売上データと連携して売上実績に基づく棚割改善を支援する。

 本部のSVやバイヤーは、PCやタブレットで商品認識結果を確認・修正し、欠品や終売商品の有無、POPや値札の掲示状況を把握できる。専用アプリで棚を撮影すれば商品データを自動的に取り込み、将来的にはPOSデータとの連携で売上を棚ごとに可視化することも可能になる。

Preferred Networksの「MiseMise 店舗調査」
(Preferred Networks ニュースリリースより)

 大手流通企業との実証実験では、棚のデータ化作業を従来の120分から60分へと半減できたという。

 「MiseMise 売場ガイド」は、顧客案内やスタッフの商品補充を支援するプロダクト。高精細な3D店内地図と、店内を自律移動する業務支援ロボット「Misebo™」が収集した棚データを基に、店内のデジタルツインを構築し、商品位置を検索・表示できる。

Preferred Networksの「MiseMise 売場ガイド」
(Preferred Networks ニュースリリースより)

 顧客からの曖昧な質問や提示された画像からも商品位置を検索でき、バーコードをスキャンすれば地図上に陳列場所を表示する。新人スタッフでも迅速な案内や品出しが可能で、将来的には顧客向けアプリとしての展開も計画している。

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