アークス、上期は増収も営業・経常は減益
アークス(北海道)が10月15日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比3.6%増の3,027億円、営業利益が9.7%減の71億円、経常利益は9.5%減の79億円となり、増収減益で上期を折り返した。
上期は、「地域共生としての地産地消の深化」、「中食・内食需要への対応強化」、「“協業の力”による価格競争力と差別化」の3点に重点を置いた営業活動を展開した。
店舗については、既存店の活性化として、ラルズ2店舗、ユニバース3店舗、ベルジョイス5店舗のほか6店舗の計16店舗で改装を実施。うち6店舗はスーパーアークス業態への転換を行った。
既存店ベースでは、物価高・節約志向の環境下、客数は前年同期に比べて0.4%減となったが、客単価が3.4%増となり、既存店の売上高は3.0%増と堅調に推移した。
連結上期の売上総利益率は0.2ポイント落として24.9%に低下。販管費は予算内に止まったものの、人件費の増加などもあり、販管費率が0.2ポイント増えて22.6%に膨らみ、営業利益は前年同期に比べて7億7,300万円減少した。
なお、2025年2月期の連結業績については、売上高で3.6%増の6,130億円、営業利益で2.8%増の173億円、経常利益で2.0%増の188億円の増収増益を見込んでいる。