セブン&アイHD、中間期は増収・2ケタ減益

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セブン&アイ・ホールディングスのロゴ
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスのロゴ(時事通信社)

 セブン&アイ・ホールディングス(東京都)が10月10日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比8.8%増の6兆355億円、営業利益は22.4%減の1,869億円、経常利益は26.3%減の1,672億円となり、上期を増収・2ケタ減益で折り返した。

 国内CVS事業の営業収益が前年同期比1.8%減の4,623億6,800万円、営業利益が7.8%減の1,277億1,200万円、海外CVS事業の営業収益は14.5%増の4兆6,125億100万円、営業利益は35.0%減の733億2,500万円となった。

 国内CVS事業は上期、「マーケットニーズに対応した品揃えの拡充」、「お客様への新たな買物体験の提供」、「品質と価格を両立した価値の提供」など、客層の拡大と来店頻度の向上に向けた取り組みを進めた。また、デリバリーサービス「7NOW」については、全国展開に向けた体制強化に加え、「7NOWアプリ」の認知度向上施策を推し進めた。なお、中間期末の自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、0.3%増の2兆7,299億3,400万円となった。

 海外CVS事業は、北米が継続的な事業の成長と資本効率の向上を目指し、「オリジナル商品の強化」、「デジタル・デリバリー施策の促進」、「Speedwayとの統合によるシナジー創出」、「店舗網の拡大」の4施策を推進。また、米国Sunoco LP社からCVS事業とガソリン小売事業の一部の取得を完了した。なお、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、10.6%増の5兆3,310億5,900万円と2ケタの伸びとなった。

 スーパーストア事業の営業収益は0.6%減の7,245億4,300万円、営業利益は20.7%減の35億1,400万円。イトーヨーカ堂はヨークとの合併に伴い売上高は前年を上回ったが、19億8,800万円の営業損失を計上。ヨークベニマルについては、既存店売上が前年を上回り、営業利益は0.6%増の92億9,600万円となった。

 同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、営業収益は前回予想から6,330億円増の11兆8,790億円(前期比3.5%増)、営業利益は同1,420億円減の4,030億円(同24.6%減)、経常利益は同1,460億円減の3,560億円(同29.8%減)とした。

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