スポーツの番狂わせと企業の好調要因がどちらも「偶然」ではない理由

千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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下位チームが圧倒的に優位なチームを下す

efks/istock
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 サッカーの母国イングランドには「FAThe Football Association=サッカー協会)カップ」という世界でもっとも歴史のあるサッカーカップ戦がある。1871年から始まり、プロやアマチュアに関係なく、FAに登録している全チームに参加資格がある。

   これに範を取ったとされるのが日本の“天皇杯”だ。正式名称を天皇杯全日本サッカー選手権という。Jリーグが発足してからは、プロチームとアマチュアチームが対戦する唯一の大会となり、1996年からは高校生年代にも門戸が開かれた。

 今年も129日(土)の国立競技場での決勝戦に向けて熱戦が繰り広げられているところだ。

  天皇杯の醍醐味は何といっても“番狂わせ”にある。圧倒的に優位と思われるチームを下位チームが倒す。判官びいきの私には何とも言えない楽しみのひとつだ。

  先日、NHKBSの『サッカーの園~究極のワンプレー~』でも紹介されていたが、思い起こされるのは、2003年の船橋市立船橋高校(千葉県)だ。1回戦ではザスパ草津を1-0で、2回戦では阪南大学を1-0で退けた。3回戦では、Jリーグ王者の横浜F・マリノスと対戦。接戦となり、延長戦後も2-2のスコアで勝敗は決まらず、結局、PK戦の末、敗れ去った。

  さて、話はサッカーとは少し変わるが、「企業は人なり」と言われる。

 

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記事執筆者

千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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