住友不動産、「羽田エアポートガーデン」を来春開業、ホテルや商業施設、天然温泉など
住友不動産は2020年春、羽田空港に直結した複合施設「羽田エアポートガーデン」を開業する。空港敷地内としては日本最大規模となるホテルを中心に商業施設や天然温泉、イベントホールなどで構成される。
羽田空港国際線ターミナルに直結する約4万3000平方メートルの敷地を国土交通省から借り受け、施設を開発する。中心となるホテルは、160室の高級ホテル「ヴィラフォンテーヌ プレミア」と、出張旅行などビジネスユースに対応する1557室の大型ホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド」で合計客室数は1717室となる。
ヴィラフォンテーヌ プレミアの建物の最上階12階には、天然温泉の温浴施設を設置する。約2000平方メートルの広さがあり、ホテル宿泊者だけでなく一般客も利用できる。入浴施設は午前2〜5時まで清掃のため閉鎖されるが、併設するレストランや休憩所は24時間利用できる。
商業施設の「住友不動産 ショッピングシティ 羽田エアポートガーデン」には、化粧品やアクセサリーなどを販売する「HANEDA COLLECTION(ハネダコレクション)」、日本各地の名産品などが揃う「ジャパンプロムナード」、服飾・雑貨関連のショップが並ぶ「羽田参道」などのエリアを設け、ドラッグストアや大型コンビニエンスストアを含む60店舗が出店する。
そのほか、羽田エアポートガーデンには約230席のフードコートを含む30店舗のレストラン、イベントホールや会議室・宴会場などに使える設備を含めて、施設全体の延床面積は約9万1500平方メートルとなる。