モスフードがベトナムの短期大学と提携し、「特定技能」の取得支援

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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モスバーガー
写真は東京都内の店舗

 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは10月15日、ベトナム国立ダナン観光短期大学(ダナン市)と提携し、外食業向けの「特定技能」ビザ取得を支援する教育プログラムを始めると発表した。

 モスバーガー店舗での業務を習得するためのカリキュラム「MFC(モスフードビジネスカレッジ)」を同大学と共同で開発し、プログラム参加を希望する学生に提供する。また、日本語の語学研修や外食技能研修も実施、今年4月から始まった在留資格「特定技能」の取得を支援する。

 プログラムを通じて特定技能資格を取得したベトナム人学生は、フルタイムの正社員としてモスバーガーのグループ店舗で採用する。2019年にまず50人、23年までに累計で350人のベトナム人の採用を計画している。また、日本での就労後に帰国するベトナム人は、アジアにあるモスバーガーの店舗で雇用することを目指す。

 18年12月の臨時国会で出入国管理法改正案が成立し、特定技能1号・2号の在留資格が新設された。対象となるのは、外食業や飲食料品製造業、建設業、宿泊業、農業など14業種で、単純労働が認められる特定技能1号を取得すると通算で最長5年の在留が可能になる。

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