マーケティング研究組織のMCEI、シティーマーケットうおまつ本店(茨城県)でロボットの店舗販促の実証実験、5月15日から

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非接触型ロボット「KettyBot」と分身ロボット「Ori Hime」
非接触型ロボット「KettyBot」(左)と分身ロボット「Ori Hime」(右)

 マーケティング研究の特定非営利活動法人「MCEI東京支部」は5月2日、茨城県つくば市のスーパー「シティーマーケットうおまつ本店」において、脳科学や行動科学を応用した非接触型ロボット「KettyBot」と分身ロボット「Ori Hime」の2タイプのロボットを活用して、店頭販促実験をおこなうと発表した。

 非接触型ロボット「 KettyBot 」にはシズル音や映像、 POP 、香りなど、五感に訴える仕掛けを搭載し、その効果測定を実施 。映像や POP 類 はコニカミノルタ(東京都 )が提供する「 EX 感性サービス」により、脳科学、 AIの科学的な観点から売れるデザインに精度を上げて展開。 香りはプロモツール(東京都)が提供するディフューザー「セント POP 」を活用し、販促効果を高める。

 分身ロボット「OriHime」はパイロット(在宅勤務者や、距離・身体的な問題により店頭で働けない方々)が操作。 オノマトペや方言などの地域性を生かしたコミュニケーションで商品の魅力や機能を紹介する。ダイバーシティ問題を視野に入れながら、小売業の人手不足問題と多様な働き方を望む働き手をつなぐ社会 実験 として、「働き方」の新たな可能性を探っていく。

 実験は5月15日~21日まで実施、ID-POSデータにより購入後の購買行動を追跡調査。比較実験を6月上旬に同格の店舗で対象商品を同価格で販売、効果測定の基準とする。今回の実験にはカゴメほか、大和製罐、全日本食品株式会社、全日食チェーンうおまつ本店(つくば市)、コニカミノルタ、テクノホライゾン、オリィ研究所、プロモツール、 TVCなどが参加する。

 MCEIは今回の実験を通じて、小売店舗における新たな店頭販促の新技術開発と、小売業における新たな働き方販売方法を探っていく、としている。

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